私が初めて蔵元見学に行った蔵が、山形県の出羽桜酒造です。
これがまあ、初めて雪かきはしたわ、飲み過ぎてお風呂の中で吐くわ、先代の社長が着いたその日に亡くなってしまうわで、一週間滞在する予定が3日で帰ってきました。

出羽桜の蔵元さんって、仕込みの冬以外はさくらんぼやラフランスを作ってる農家さんが多いようです。
だから、山形の奥深い所の人が多いようで、言葉がほんとに分かりませんでした。
名前を呼ばれても分からないし、もちろん、作業内容を指示されても分かりません。
唯一つよく分かった言葉が数字です。数字だけはすぐに分かりました。

3日間だけですが、蔵元さんと同じように作業に従事させてもらい、貴重な体験でした。
晩ご飯が終わったに、やかんに搾りたてのお酒の汲んできて皆で飲みました。
蔵の中全体に漂う甘い吟醸香は今でも忘れません。


写真は、私おすすめの出 羽 燦々 誕 生 記 念 (本生)純米吟醸です。
バナナの様な香りとフィニッシュの長さが特徴です。
甘い飲み口だけども、キレよいお酒です。