酒屋さんは、私が御世話になっているおもしろい酒屋さんを
紹介するコーナーです。
私に、酒屋同士の横の繋がりを持たしてくれた問屋の営業の田中さん、本当にありがとうございました。

大宗さん(だいそう)本山の住宅街にあります。
ここの大将は、声がめっちゃでかい。そして、話がめちゃ長い。年齢は、40歳過ぎかな。
大宗さんが扱ってる銘柄は、めっちゃマニアック。こう言っちゃなんですが、酒屋の端くれの私でも、見た事がない銘柄が多い。特に、焼酎なんかはとても小さな蔵ばかり置いてあります。
大宗さんと話をしていると、めっちゃ勉強になります。
日本酒の品揃えは、香りで行くのか?旨味?食中酒で行くのか?
東京の有名酒屋の物真似をするのがてっとり早いけど、飽きられるのも早い。まず、地元の酒を売ってから、関東の酒に
目を向けるべき。
有名銘柄であっても、流行のものは数年で変わる。長持ちしても10年。
10蔵ぐらいが取引の限度。一年に一蔵探せば良い方。
一蔵に集中しすぎてもお互いにしんどい。売ったってる、取引したってるでは駄目。蔵元とは平等の関係を築くべき。

と、などなど、色々勉強になりました。

大宗さんも、空蔵と七ツ梅と柚子日和を扱っているので、
うちで七ツ梅がとても評判が良いと報告すると、
この七ツ梅、大宗さんの提案で生まれたお酒だったようです。味が濃くてめちゃめちゃ旨い酒ではないけども、飲み飽きることなく、割り水を少し増やして価格も押さえ、食中酒である磯自慢みたいなお酒を目指したそうです。

次回は、長田の松岡さんを紹介します。