淡路島唯一の酒蔵である都美人は淡路島のちょうど真ん中辺りにあります。
淡路にあるということで、一つ心配な事がありました。
それは、仕込みの水です。なんたって、日本酒に水は大切な存在ですから。
淡路ってため池も多いし、仕込みの水の調達は大丈夫なんだろうか?
そんな心配は徒労に終わりました。
淡路の真ん中辺りって、山が多くて水も豊富だそうです。



天秤棒です。この片方に重しを付けて、お酒を搾ります。
自然な重しで搾るので、最後まで搾り取ることなく、贅沢なお酒が搾れます。

色んな種類のお酒を試飲させてもらいましたが、木樽の天秤棒絞りのお酒と道場六三郎のお酒でも使ってる本醸造の辛口が美味しかった。
木樽のお酒は、香りは強くなくまろやかでした。
本醸造の辛口は、辛口なんだけど、余韻にまろやかさが残る感じです。

そうそう、ここの杜氏って30歳なんですよ。菊姫の有名な杜氏に師事し、山廃仕込みにこだわってます。
彼と話してみた第一印象は、杜氏って言うよりも研究者。
大学では微生物を研究していたそうで、第一印象が当たってました。
彼の酒造りで大事にしている点は素材だそうです。
素材が駄目だったら美味しいお酒は始めから作れませんからね。